【12月17日 Xinhua News】中国水権利取引所でこのほど、国内初の雨水資源使用権取引が成立した。これは、中国で雨水など非通常水資源が、生態価値を市場原理で評価する実践段階に入ったことを示している。

 長沙市(Changsha)スポンジシ都市エコ産業技術イノベーション戦略連盟の劉波(Liu Bo)秘書長の説明によると、今回の取引は次のようになっている。まず湖南雨創環保工程が、湖南高新物業が集めた雨水資源を、1立方メートル当たり0・7元(1元=約16円)で、年間4千立方メートル買い取り貯蔵する。次に、湖南雨創環保工程1立方メートル3・85元(現地の水道水より20%安い)で長沙市ハイテク産業開発区市政園林環衛に転売する。雨水は、水道水の代わりとして地域の緑化や清掃作業に使用される。

 同取引所は今後、非通常水資源の配分分野を拡大し、配分手段を強化し、配分の割合を高め、複製可能・普及可能な集約化利用経験の模索を加速するとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News