【12月16日 Xinhua News】中国吉林省(Jilin)長春市(Changchun)で15日、鉄道車両メーカー中国中車(CRRC)傘下の中車長春軌道客車が研究開発した新型中低速リニアモーターカーがラインオフした。広東省(Guangdong)清遠市(Qingyuan)の清遠リニア観光専用線での使用を予定している。最高時速は120キロメートル。

 中低速リニアは低コスト・短工期、敷地占有面積が小さいなどの優位性を持ち、市街地や近距離の都市間移動、観光地などの交通の接続に適している。中車長春軌道客車リニア研究所の任忠華(Ren Zhonghua)シニアエンジニアは「電磁力で車両をレールから浮上させるため、騒音や振動が少なく、回転半径が小さく、登坂能力が高いなどの特長がある」と語った。

 列車は3両編成で、各車両の最大浮上重量は40トン、最大乗車人数は500人。安全性向上のため、浮上制御冗長化システムや自走システムを備えており、線路上で停電が発生しても、搭載したバッテリーで低速走行ができる。(c)Xinhua News/AFPBB News