ロシア人サポ2人に禁錮刑、16年欧州選手権で他国ファン襲撃
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【12月15日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)でイングランドのファンを襲撃したロシア人サポーターの被告2人が14日、それぞれ禁錮刑を言い渡された。
英国人のアンドリュー・バシェ(Andrew Bache)さんを殴って脳に損傷を与え、2018年2月にドイツでの逮捕後に拘束されていたミハイル・イブキン(Mikhail Ivkin)被告は禁錮3年、パベル・コソフ(Pavel Kossov)被告は禁錮10年の有罪判決を受けた。
イブキン被告の弁護人はAFPの取材に対して、同被告が「現時点から週末までの間」に釈放されることになっていると明かしたが、コソフ被告は刑務所に逆戻りすることになった。
2016年6月11日に仏マルセイユ(Marseille)で行われたイングランド対ロシアの試合開始前に勃発したサポーター同士の騒動で、34歳のコソフ被告は、55歳のバシェさんを最初に殴っていた。
英南部ポーツマス(Portsmouth)出身のバシェさんは、事件当時のことを何も覚えておらず、不安定な状態で裁判に出席できなかった。代わりに公判最初の2日間には、息子のハリー(Harry)さんが立ち会った。
コソフ被告の量刑について最大となる禁錮14年から15年を求めていた検察当局は、両被告が加わっていた約150人の集団の多くが総合格闘技の訓練を受けていたと指摘。裁判では、ロシア国営の国際通信社「今日のロシア(Russia Today)」とイブキン被告が撮影したものも含めた動画が証拠として提出された。
イブキン被告はバチェさんを殴っていなかったが、動画では同被告が椅子を投げつけ、それが被害者をかすめていた様子が確認されていた。
それに続いた映像では、コソフ被告が背後からバシェさんの後頭部を殴っている現場が映されていた。バシェさんはその弾みで縫いぐるみのごとく倒れ込み、防御体勢も取れないまま地面に顔面を打ちつけていた。(c)AFP/Olivier LUCAZEAU