【12月15日 Xinhua News】中国の自動車メーカー、山東豪馳智能汽車が投資し、中建電力建設が工事を請け負った中国初の5Gベース自動運転新エネルギー商用車製造拠点で12日、最初のスマート新エネルギー商用宅配車がラインオフし、正式に稼働を開始した。

 山東豪馳智能新エネルギー商用車製造拠点は済南市(Jinan)莱蕪区にあり、建築面積は約13万平方メートル。現在の第1期プロジェクトでは年産能力が完成車10万台、超軽量化コア部品、スマート可変型ボディー、先進的水素エネルギー動力の三大コア技術を凝集、中国初のスマート可変型ボディー生産拠点になっている。

 中建電力莱蕪豪馳新エネルギー商用車プロジェクトマネジャーの張濤(Zhang Tao)氏は、一般の生産工場の建物と違い、このプロジェクトの建物にはスマート設備を据え付ける必要があり、埋め込み設置部品は計3万2千余りに上り、平行度の要求が1メートルに対し0・05ミリメートルだと説明した。

 今回ラインオフした、宅配輸送専用の初の新エネルギー物流車「橙仕01」は、都市物流の「ラストワンマイル」問題を解決するために新たに開発設計されたもので、完全標準化、モジュール化、インターフェースのユニバーサル化を実現している。(c)Xinhua News/AFPBB News