【12月15日 Xinhua News】中国北京市で12日、2022年北京冬季五輪・パラリンピックに向けた国家体育館の改修工事が完了した。同市の重要建築プロジェクトを管理する「主要プロジェクト建設指揮部弁公室」が明らかにした。

 今回の工事では、本館に冬季五輪のアイスホッケー競技とサービスの機能を追加し、別館を競技時の更衣エリアに改造したほか、会場北側にアイスホッケーの練習施設を増設した。

 改装後の会場の広さは9万8千平方メートルで、標準的なアイスホッケーリンクを2面持つ。冬季五輪の要素を際立たせるため、863枚のエンボスガラスで「ガラスカーテンウォール」を作り、「氷の城」の視覚効果を生み出した。

 更衣エリアは14のプレハブ式更衣ユニットからなる。「積み木」のように迅速な組み立てが可能で、大会終了後はユニットを分解してそれぞれ別の用途に活用したり、つなぎ合わせて別の機能空間にしたりできる。

 国家体育館は2008年の北京五輪・パラリンピックで、体操とトランポリン、車いすバスケットボールの競技会場、各種イベント会場として使われた。2022年の冬季五輪では、男子と女子のアイスホッケー競技が開催される。(c)Xinhua News/AFPBB News