【12月14日 AFP】米ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)のセント・ジョン・ザ・ディバイン大聖堂(Cathedral of St John the Divine)で13日午後4時(日本時間14日午前6時)、屋外で行われていたクリスマスコンサートの聴衆に向かい男が発砲する事件が発生した。男は警察に撃たれ死亡した。

 ニューヨーク市警(NYPD)のダーモット・シア(Dermot Shea)本部長によるとけが人はいなかった。シア氏はまた、警官3人が計15発、男に向かって撃ち、うち1発が頭に当たったと述べた。

 警察は現場から銃2丁、近くで発見されたバッグからガソリンが入った容器、ロープ、針金、ナイフ数本を押収した。

 現場に居合わせたAFP記者によると、コンサートの終了直後に男が階段から発砲し始めたため、聴衆数百人が避難したという。同記者は2、3回大きな音がしたため顔を上げたところ、「10メートルほど離れた階段から男が発砲していた」と話した。

 目撃者の女性はAFPに対し、男は警官に撃たれるまで「無差別に」8~10発発砲したと語った。男は自分を「撃て、殺せ」と叫んでいたという。(c)AFP