【12月14日 Xinhua News】中国製の新型コロナウイルスワクチンが10日、エジプトのカイロ国際空港に到着した。エジプトのザイード保健・人口相は「中国製コロナウイルスワクチンを初めて受け取った歴史的な日だ」と述べた。

 エジプト政府高官によると、今回到着した新型コロナウイルス不活化ワクチンは、中国医薬集団(シノファーム)が開発したもので、アラブ首長国連邦(UAE)経由で届いた。

 UAEは9日、シノファーム製新型コロナウイルス不活化ワクチンを正式に承認したと発表。同国保健・予防省は、第3相臨床試験を分析した結果、同ワクチンに86%の有効性が認められたことを明らかにした。

 同省は、分析の結果、中和抗体の血清転換率が99%で、中等度から重度の症例の予防に対し100%の有効性があることが示され、安全性における重大な懸念がないことが確認されたと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News