【12月14日 Xinhua News】中国香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官は11日の記者会見で、特区政府による新型コロナウイルスワクチンの調達状況について、第1陣のワクチンが早ければ来年1月に香港に到着すると発表した。

 林鄭氏によると、特区政府は中国本土の製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発するワクチンについて、計750万回分の供給を受ける合意を結んでおり、うち100万回分が早ければ来年1月に到着する。中国本土の同業、上海復星医薬と米ファイザー、ドイツのバイオ企業ビオンテックが共同開発するワクチンも同じく750万回分の供給を受けることで合意しており、早ければ来年1~3月に第1陣の100万回分を受け取る見通しという。

 林鄭氏はまた、英製薬大手アストラゼネカとも750万回分の供給を受ける方向で協議しており、近く合意するとの見通しを示した。特区政府は来年中に香港市民の大部分が無料で接種できるようにしたいとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News