【12月12日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2020)は11日、米テキサス州ヒューストン(Houston)のチャンピオンズGC(Champions Golf Club、パー71)で2日目が行われ、2019年のAIG全英女子オープン(AIG Women's British Open 2019)女王の渋野日向子(Hinako Shibuno)が通算7アンダーで単独首位に躍り出た。

 昨年メジャーデビュー戦でいきなり優勝したのに続き、全米女子オープンでも初出場にしてタイトル獲得を目指している渋野は、この日4アンダー「67」の好スコアで2位に3打差のリードを築いた。今大会は予選2ラウンドがサイプレスクリーク(Cypress Creek)とジャックラビット(Jackrabbit)の2コースに分けられており、2日目はジャックラビットでプレーした22歳は、6バーディー、2ボギーでスコアを伸ばした。

 渋野はラウンド後、「自分ではないみたい」と通訳を介してコメントした。

「きょうはティーショットが初日より多くラフに入ってしまった中で、セカンドショット、アイアンショットで安定してパーオンすることができ、きのうに続いて危なげないゴルフができた。それとチャンスでバーディーパットを決める回数が多かったので、(スコアが良かったのは)その分かなと思う」

 その他では、アマチュア選手のリン・グラント(Linn Grant、スウェーデン)が2日連続で2アンダー「69」を記録して単独2位に浮上し、エイミー・オルソン(Amy Olson)、ミーガン・カーン(Megan Khang)、ケイトリン・パップ(Kaitlyn Papp)の米国勢がさらに1打差で3位グループに並んだ。

 世界ランク2位のキム・セイヨン(Sei Young Kim、韓国)は、サイプレスクリークで二つスコアを伸ばして14位タイ、同1位の高眞榮(Jin Young Ko、コ・ジンヨン、韓国)は、ジャックラビットでのラウンドを1アンダーでまとめて29位タイに浮上した。

 週末のラウンドは、サイプレスクリークで行われる。(c)AFP