【12月11日 AFP】フランスのジャン・カステックス(Jean Castex)首相は10日、新型コロナウイルスの拡大防止のため同国全土に導入している6週間のロックダウン(都市封鎖)を今月15日に解除すると同時に、午後8時以降の夜間外出禁止令を発令すると発表した。大みそかの夜も外出禁止の対象となる。

 カステックス氏によると、クリスマスを家族で祝うための移動は許可される一方で、美術館・博物館・劇場・映画館は同日からさらに3週間にわたり閉鎖される。

 フランスでは新型ウイルスの新規感染者数がわずかながらも再び増加に転じている。カステックス氏は、10月30日に始まった同国2度目のロックダウンによって状況が「大きく改善」し、1日の新規感染者数は10月末の5万人近くから1万人前後に減少したと指摘。一方で、減少ペースは「ここ数日で減速した」と述べた。(c)AFP