【12月13日 CGTN Japanese】9日に発表された「レジャー緑書 2019~2020年中国レジャー発展報告」によりますと、2019年における国民一人当たりのオンラインレジャー所要時間は1日当たり4.9時間で、年間消費額は5647元(日本円で約9万円)に達しているとのことです。同緑書は「インターネットの発展やレジャー方式の多様化によって、時間と空間に束縛されないモバイルレジャーが、中国人のレジャーでますます重要になっている」と指摘しました。

 一方、中国社会科学院観光研究センターはテンセント社などと提携して、「中国国民レジャー状況調査(2020)」を行いました。同調査によっても、2019年における国民の1日当たりのオンラインレジャー時間は4.9時間に達したことが示されました。時間の分布については回答者の27.3%が1~3時間、25.6%が3~5時間、16.2%が5~8時間でした。教育レベルについては、学歴が低いほど、オンラインレジャー時間が長いという特徴がありました。

 アンケートによりますと、過去1年間の国民の年平均レジャー消費額は5647元に達しました。うち、個人としてのレジャー消費支出については、回答者の22.7%が1001~3000元の範囲内でした。回答者の11.8%がレジャーに使った年間費用が10000元以上だったのに対して、回答者の44.4%は1000元以下でした。また、回答者の41.6%が「金を稼ぐことはレジャーより重要」との見方を支持したのに対し、回答者の68%は「レジャーは社会文明のバロメーター」との認識を示しました。

「中国国民レジャー状況調査(2020)」によれば、中国国民のレジャーはいくつかの制約要因に直面しています。現在のところ、国民のレジャー活動に大きく影響する要素は時間と空間の問題です。そのため緑書は、「レジャー制度を整備して、国民の休暇や休息のための時間を保障する。また、公共サービス施設、特に農村地域のインフラを整備する必要がある」と提言しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News