ネットで5か年計画に民衆の意見を求める 中国史上初
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【12月10日 People’s Daily】ネットユーザーの「雲帆」は中国の「第14次5か年計画の提案」に自分が貢献することになるとは思ってもみなかった。
中国共産党の習近平(Xi Jinping)総書記は「広範な人民大衆と社会各界がいろいろな方式で第14次5か年計画について提案するのを奨励しよう」と強調した。数か月前には、人民日報(People’s Daily)や新華社(Xinhua)、中央ラジオ・テレビ総局(CMG)の公式サイトに特別欄「第14次5か年計画に提案しよう」が設けられた。
人々の意向に沿うようにするため、インターネットを通じて社会全体から意見を求めるもので、中国の5か年計画編成史上初めての試みだった。
「雲帆」は人民網の特別欄で次のような意見を述べた。「農村振興は助け合い介護から始めるべきだ。留守を預かる高齢者に落ち着ける場所があれば、都市に出た子女も安心して仕事ができる。農村の人口集中地域では政府の財政で公共食堂や公共宿舎を建設し、希望する高齢者は皆、無償で居住できるようにする。一緒に生活し、年齢が相対的に低く、能力のある高齢者は、年齢が高く、能力が低下した高齢者の世話をする。すなわち助け合い介護を行えばいい」
「雲帆」の意見は「第14次5か年計画提案」文書起草グループにすぐに送られ、起草グループ・メンバーから重視された。
検討の結果、この意見は「人口の高齢化に積極的に対応する国家戦略を実施する」として提案に盛り込まれた。「助け合い介護」も書き込まれた。
これは、中国共産党が民意を尊重していることを物語る一例だ。
「第14次5か年計画の提案」の起草には約200日かかった。ネットユーザーの意見は、生活の保障や社会の統治、経済発展、環境、党の建設、農村振興などに集中した。参加人数も多く、まさに「問計于民(民に計を問う)」を生き生きと実践する形となった。(c)People’s Daily/AFPBB News