【12月10日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)バヤンノール市ハンギン後旗三道橋鎮で5日、第5回「民間年猪文化節(祭)」が開幕した。会場では「大後套第一鍋」と呼ばれる大鍋で作られ豚肉と白菜漬けの煮込み約1・3トンが振る舞われ、1千人余りの住民や観光客が「年猪」の盛宴を満喫した。年猪とは新年に食べるブタを指す。中国の農村部では12月中にブタを殺し、年越しの準備をする習慣がある。

 大後套第一鍋は直径3メートル、高さ80センチ。農家が育てた豚の肉250キロと、大がめで漬けた「酸菜」(中国の白菜の漬物)1千キロを民間の料理の達人10人がその場で調理した。

 黄河の最北端に位置する同市では、地元農家が毎年冬になると酸菜を漬けるという。豚肉と酸菜の煮込みは、寒い季節に欠かせない地元の家庭料理となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News