【12月9日 AFP】イタリア・ベネチア(Venice)で8日、新しく設置された可動式防潮堤が稼働しないトラブルがあり、サンマルコ広場(St Mark's Square)が水に漬かった。

 午後には水位が1.37メートルに達し、「アクアアルタ(Acqua alta)」と呼ばれる高潮に慣れている住民たちはゴム長靴を履いた。8日は、水位は1.2メートルしか上昇しないという誤った予報が出ていたため、システムが稼働しなかった。

 ベネチアを高潮から守る可動式防潮堤「モーゼ(MOSE)」は、最高3メートルの水位上昇まで対応できるように設計されていた。(c)AFP