【12月9日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は8日、グループF第6節が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はアウェーでFCゼニト(FC Zenit)に2-1で勝利。この試合ではドルトムントの神童ユスファ・ムココ(Youssoufa Moukoko)が58分からピッチに立ち、大会の最年少出場記録を更新した。

 1994-95シーズンにRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)のセレスティン・ババヤロ(Celestine Babayaro)が記録した16歳87日がこれまでの最年少記録だったが、カメルーン生まれのFWムココは16歳18日でデビューを飾った。

 すでに決勝トーナメント進出を決めていたドルトムントは、セバスティアン・ドリウッシ(Sebastian Driussi)にゴールを決められ前半に先制されたが、ムココ投入後にルカシュ・ピズチェク(Lukasz Piszczek)が同点弾をマークした。

 さらに78分、アクセル・ヴィツェル(Axel Witsel)がペナルティーエリアの端から低弾道のシュートを決めるとこれが決勝点となり、ドルトムントがラツィオ(SS Lazio)を上回り首位での通過となった。

 すでにU-20ドイツ代表でもプレーしているムココは、16歳の誕生日を迎えた翌日の先月21日にドイツ・ブンデスリーガ1部の最年少出場選手になっており、記録の更新はここ3週間でこれが2度目となった。(c)AFP