【12月8日 AFP】中国とネパールは8日、世界最高峰エベレスト(Mount Everest)の標高を「8848.86メートル」と共同発表した。数十年前から議論が続いていた地球の最高地点の正確な標高に両国がついに合意し、エベレストはわずかながらさらに高くなった。

 両国はネパールのカトマンズで共同記者会見を開き、合意に至った標高を発表。これまでのネパール側の公式標高よりは86センチ、中国の公式標高からは4メートル以上高くなった。

 この差は、中国側が頂上の岩を基準として測量しており、その上の雪や氷を高さに含めていなかったために生じていた。

 エベレストの標高をめぐっては、2015年の大地震など、地殻変動の影響が出ているのではないかとの指摘があり、ネパールが初めて独自測量に臨んでいた。(c)AFP