【12月9日 Xinhua News】中国インターネット検索大手、百度(バイドゥ、Baidu)は7日、北京市自動運転試験管理合同作業グループが同社に対し、北京初の無人での自動運転車路上走行試験(第1段階)の通知書5通を発行したことを明らかにした。北京市が試験実施主体に公道での無人走行試験を承認したのはこれが初めて。

 北京市の関係部門は11月に「北京市自動運転車道路試験管理実施細則(試行)」の最新版を発表し、無人走行試験の申請要件を明確にした。試験実施主体に対し、①性能などに応じてT1~T5までの5段階に分かれる走行試験能力等級のうち、「T3」以上の能力を取得すること②公道での安全な走行試験距離が3万キロに達していること③閉鎖型試験場での無人走行試験による審査に通過していること-などを求めている。

 百度は9月、保安要員が乗車しない完全無人の自動運転技術を初めて公開した。今回無人走行試験が承認された同社の自動運転試験車は「T4」の等級を取得している。

 自動運転技術の進化からみて、実証試験は主に試験場での走行試験、路上走行試験、無人での路上走行試験(保安要員の乗車あり)、無人での路上走行試験の4段階に分かれており、これらの段階を経て最終的に実際の道路での走行に適した安全な技術システムが構築される。(c)Xinhua News/AFPBB News