【12月10日 Xinhua News】中国国家郵政局がこのほど発表した2020年11月の中国宅配便発展指数は前年同月比35・8%上昇して312・5となリ、前年同月を大きく上回った。

 宅配便発展規模指数は374・7と、前年同月から33・5%上昇した。指標別をみると、宅配便事業量は37・6%増の98億件、宅配便売上高は21・1%増の965億元(1元=約16円)と推計された。

 宅配便サービス品質指数は53・2%上昇の390・4だった。指数を構成する指標のうち、宅配便有効苦情率は100万分の0・2となり、前年同月から約3割改善した。消費者宅配便サービス満足度は0・4ポイント上昇の78・6、重点地区の72時間以内配達完了率は1・4ポイント上昇の70・1%だった。

 宅配便発展能力指数は15・2%上昇の241・3だった。指標のうち、宅配便が使われたオンライン小売額は3千億元余り増えて1兆2千億元以上と推計された。

 発展動向指数は58・0%上昇の105・4となった。12月の宅配便取扱件数は36・7%増の約90億件となる見通し。株式市場では繁忙期で業績が大きく伸びるとして、宅配便関連の6銘柄がモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)指数に組み入れられたほか、引き続き宅配便業界の先行きを好感し、業界の成長率を前年同期比49・6%と予想している。(c)Xinhua News/AFPBB News