【12月9日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)臨安区(Lin'an)昌化鎮(Changhua)で採掘される昌化鶏血石(しょうかけいけっせき)は、辰砂(しんしゃ)による鮮やかな赤い部分を含むのが特徴。印材や彫刻工芸品に用いられる貴重な石材として知られる。昌化鶏血石を用いた彫刻作品はテーマが幅広く、構想に優れており、精密な技巧と鶏の血のような赤色により独特の風格を持つ。2008年に第2次国家級無形文化遺産リストに登録されている。

 昌化鶏血石彫刻は1970年代以降、銭高潮(Qian Gaochao)氏や邵城鑫(Shao Chengxin)氏などの彫刻家を輩出するなど絶えず継承され、発展してきた。ここ数年は臨安区が業界団体の設立や石文化フェア、彫刻講座の開催などを通じて石材産業の発展を促進しており、後継人材の育成を強化している。(c)Xinhua News/AFPBB News