【12月8日 Xinhua News】中国国家発展改革委員会（発改委）はこのほど特別会議を開き、京津冀（北京市・天津市・河北省）、長江デルタ、粤港澳大湾区（広東・香港・マカオビッグベイエリア）の三大地域の都市間鉄道および都心と郊外を結ぶ通勤鉄道について、計画策定と建設の加速に向けた準備を全面的に整えた。三大地域における鉄道沿線都市群・都市圏の発展を推進し、都市間鉄道と通勤鉄道建設という難事業をやり遂げるとしている。

　会議では、三大地域での都市間鉄道と通勤鉄道建設の重点任務を的確に把握、推進するよう求め、具体的な内容を四つ挙げた。一つ目は、第14次5カ年計画期間（2021～25年）の建設目標を的確に把握すること。三大地域において、向こう5年で都市間鉄道と通勤鉄道路線を約1万キロ新たに建設することを計画し、25年までに地域都市間鉄道と通勤鉄道の基幹ネットワークをほぼ構築する。都市間の移動時間1～2時間の交通圏のほか、都市圏内に移動時間1時間の通勤圏を形成する。二つ目は、重点建設任務を的確に把握すること。3カ年着工計画を明確にし、全体で約6千キロの整備に向けて条件が整っている都市間鉄道と通勤鉄道プロジェクトの建設を加速させる。三つ目は、機能と位置づけを的確に把握すること。都市間鉄道の機能・位置づけと建設に関する基準を定め、通勤鉄道の一体的な計画と設計・建設を強化する。鉄道建設と都市の融合、幹線鉄道や都市間鉄道など各種鉄道網の融合を実現し、プロジェクトの建設計画を科学的に策定する。四つ目は、総合的な土地開発を的確に把握すること。新たに整備される都市間鉄道と通勤鉄道プロジェクトの沿線開発や、既存鉄道用地の総合利用など他の開発方式を詳しく研究し、都市化地域の総合的な鉄道開発の新たなモデルを模索する。(c)Xinhua News/AFPBB News