【12月8日 AFP】2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選の組み合わせ抽選会が7日に行われ、王者フランスはウクライナ、ボスニア・ヘルツェゴビナと難敵がそろうグループDに、イングランドはロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)擁するポーランドと同じグループIに入った。

 来年3月に幕を開け、欧州からは参加32か国中13か国が本大会に出場する予選は、3月と9月に3試合ずつ、10月と11月にそれぞれ1試合が行われる予定となっている。

 欧州選手権(UEFA Euro 2020)が来年6月に延期された影響ですでに過密となっていた日程にW杯予選が加わることで、欧州選手権で決勝に進んだチームは、来年3月から11月にかけて17試合を行うことになる。

 各グループの首位10チームが2022年11月から12月にかけて開催される本大会に自動出場となる。

 各グループの2位に加え、予選で2位までに入れなかった中でUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)の成績上位2チームがプレーオフに進む。プレーオフは2022年3月に行われ、3チームが本大会の切符を手にする。

 2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)王者のドイツは、不振が続きヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督が厳しい重圧にさらされているが、危険な相手はルーマニアとアイスランドのため首位通過の可能性が高い。

 欧州王者ポルトガルはセルビア、アイルランドなどと同じグループAに入った。エースのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は本大会開幕時に37歳になっている。

 スペインはスウェーデン、ギリシャなどと同じグループB、イタリアはスイスとの争いが見込まれるグループCに入った。

 また、国際サッカー連盟(FIFA)のランキングで首位のベルギーは、2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)準々決勝で敗れたウェールズと同じグループEに入った。

 組み合わせ抽選の結果は以下の通り。

■グループA

ポルトガル、セルビア、アイルランド、ルクセンブルク、アゼルバイジャン

■グループB

スペイン、スウェーデン、ギリシャ、ジョージア、コソボ

■グループC

イタリア、スイス、北アイルランド、ブルガリア、リトアニア

■グループD

フランス、ウクライナ、フィンランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カザフスタン

■グループE

ベルギー、ウェールズ、チェコ、ベラルーシ、エストニア

■グループF

デンマーク、オーストリア、スコットランド、イスラエル、フェロー諸島、モルドバ

■グループG

オランダ、トルコ、ノルウェー、モンテネグロ、ラトビア、ジブラルタル

■グループH

クロアチア、スロバキア、ロシア、スロベニア、キプロス、マルタ

■グループI

イングランド、ポーランド、ハンガリー、アルバニア、アンドラ、サンマリノ

■グループJ

ドイツ、ルーマニア、アイスランド、北マケドニア、アルメニア、リヒテンシュタイン

(c)AFP