【12月8日 AFP】ローマ教皇庁(バチカン)は7日、フランシスコ教皇(Pope Francis、83)が来年3月にイラクを訪問すると発表した。イラク訪問は歴代の教皇で初めてで、訪問都市には北部モスル(Mosul)も含まれる。

 イラクでは約20年にわたる紛争でキリスト教徒が多くの犠牲を強いられており、教皇は以前から同国を訪れたい意向を示していた。

 ローマ教皇庁のマッテオ・ブルーニ(Matteo Bruni)広報局長によると、教皇は来年3月5日から8日までの日程で首都バグダッドやウル(Ur)、アルビル(Erbil)、ニナワ(Nineveh)県のモスルやカラコシュ(Qaraqosh)を訪問する。

 国際的な要人によるモスル訪問は約5年ぶりとなる。モスルはイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の元拠点であることから、教皇の同市訪問は特に大きな意味を持つ。(c)AFP/Catherine MARCIANO