【12月8日 AFP】(更新)国際オリンピック委員会(IOC)理事会は7日、2024年パリ五輪の追加競技としてブレークダンスなど4競技を採用することを承認した。

 他に追加が決まったのはスケートボード、サーフィン、スポーツクライミングで、4競技のうちパリで初採用となるのはブレークダンスのみ。残る3競技は新型コロナウイルスの流行を受けて1年延期された2020年東京五輪で初実施される。

 IOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長はブレークダンスの追加について、「アジェンダ2020の方針の一つである」と説明すると、「特に若い世代に人気があり、都会的なスポーツと考えるにふさわしい競技を取り入れることが、われわれの明確な優先事項だった」と述べた。

 ブレークダンスは1970年代に米ニューヨークのサウスブロンクス(South Bronx)地区でヒップホップと共に発展。正式な競技種目としてはダンススポーツの「ブレイキン」として知られ、2018年にアルゼンチン・ブエノスアイレスで開催された第3回ユースオリンピック(2018 Youth Olympic Games)において1対1の「バトル」形式で実施された。

 同大会では、バンブルビー(Bumblebee、マルハナバチ)のニックネームで出場したロシアのセルゲイ・チェルニシェフ(Sergei Chernyshev)が男子の部、そして河合来夢(Ramu Kawai)が女子の部でブレークダンス初の金メダルに輝いた。(c)AFP/Coralie FEBVRE