貿易が生み出す技術革新と繁栄 「中国国際輸入博」が多国籍企業の交流プラットフォームに
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【12月7日 People’s Daily】貿易とは単なる製品の取引でなく、技術革新や新たな人的交流の機会となる。11月に上海で開かれた「第3回中国国際輸入博覧会」は、輸入をテーマとした展示会としては世界最大規模を誇った。多くの多国籍企業が新製品や新技術を披露し、発展と交流のプラットフォームの役割を果たした。
「わが社は輸入博が掲げる理念の最たる受益者です」。フランスのスポーツ用品企業デカトロンの中国COOの巴学凱(Ba Xuekai)氏はそう話し、同社の在庫管理AIロボット「迪宝」のエピソードを語った。
2018年に第1回輸入博が始まった時、デカトロンはビジター参加をした。「私たちは小売り業務をスマート化する方策を探していました。この輸入博で知り合ったロボット開発企業と提携し、わずか10か月で在庫管理ロボットを共同開発したんです」。デカトロンは第2回輸入博に出展企業として参加し、「迪宝」を初公開し、多くの注目を集めた。そして今年1月、デカトロンは上海で「迪宝」を実用化した。
輸入博では毎年、「世界初」「アジア初」「中国初」の製品が次々と登場している。第1回は、評判となった「空飛ぶ車」や、誤差がわずか4マイクロメートルの巨大工作機械、超広角カメラ。第2回は世界で最も細く短いインスリン用注射針や建築ごみ循環利用粉砕器、レーザー光で文字の印字や消去ができるリライタブルレーザーシステム。第3回輸入博は新製品発表エリアを設け、数十種類の新製品発表会が行われた。
ドイツの道路整備機器メーカー・ヴィルトゲンは、総重量52トンの舗装冷却再生機を会場に運び込んで展示。スイスの製薬大手ロシュグループは、コロナ禍で需要が高まっている医療・衛生用品を一堂に展示した。ロシュ中国代表の周虹(Zhou Hong)氏は「輸入博は多国籍企業の重要なプラットフォームです。企業と政府間、企業と企業間のルートを構築し、活力を生み出している」と語る。ミシュラン中国CEOの偉傑(Wei Jie)氏も「輸入博は、製品と技術が交流する利点を世界に知らしめている」と強調する。
クロアチアのアンドレイ・プレンコヴィッチ首相はかつてこう語った。「貿易以上に技術革新をもたらすものはない。第4次産業革命に向けて、中国が多くの技術的成功を勝ち取っていることを私たちは知っている。技術は私たちの関係をさらに緊密にさせる」
いかなる国も自国だけで技術革新を生み出し、その成果を独占することはできない。中国の発展は世界と離すことはできず、世界も繁栄のために中国を必要としている。人類が共通して直面している難題に対して共に手を携えて克服し、発展していく。輸入博は、その理念と方向性を明確に指し示している。(c)People's Daily/AFPBB News