【12月7日 AFP】来季からフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦する、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の息子ミック(Mick Schumacher)が6日、フォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)の総合優勝を果たした。

 この日バーレーンで行われた最終第12戦の第2レースで、プレマ・パワーチーム(Prema Powerteam)のミックは18位に終わったものの、10位に入った総合2位につけるユニ・ヴィルトゥオーシ・レーシング(UNI-Virtuosi Racing)のカラム・アイロット(Callum Ilott)に14ポイント差をつけた。

 3番グリッドからスタートしたミックは、オープニングラップでタイヤにフラットスポットができてピットに入ったため、アイロットに先んじるためには他のドライバーに頼らざるを得なくなった。しかし、2位以上に入らなければならなかったアイロットは10位に沈んだ。

 ミックは、タイトルを獲得したことをのみ込むには時間がかかると語った。

「まだ自分がチャンピオンになったのが理解できない」「きょうのレースが良ければもっと良く思えただろう。とはいえ僕らはチャンピオンで、周りはきょうのレースのことは忘れ、今年の良い部分を思い出してくれるだろう」

 ミックは来季、ハース(Haas F1 Team)からF1デビューすることが2日に発表されている。(c)AFP