【12月6日 AFP】20-21フランス・リーグ1は5日、第13節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は終盤に途中出場したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がクラブ通算100ゴール目を挙げるなどし、敵地で好調モンペリエ(Montpellier HSC)を3-1で下した。

 次週にイスタンブール・バシャクシェヒル(Istanbul Basaksehir)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の大一番を控える中、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を温存し、エムバペもベンチからのスタートとなったPSGは、33分にコラン・ダグバ(Colin Dagba)のキャリア初ゴールで先制。

 その後ハーフタイム前に追いつかれたPSGだったが、77分には素早いカウンターからモイゼ・ケアン(Moise Kean)のゴールで勝ち越した。そして後半アディショナルタイムには、ケアンとの交代でピッチに入ったエムバペが137試合目でクラブ通算100ゴールの大台に乗せ、勝負を決めた。

「ここ何試合かゴールを狙っていたから少し解放された気分だ」と仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に話したエムバペは、「契約した時は3点取れるかさえ分からなかったよ」と笑顔で語った。「(100ゴールは)遠い目標だった」

 これでエムバペは、ドミニク・ロシュトー(Dominique Rocheteau)氏と並び、PSGの歴代得点数で4位タイに浮上。上には109ゴールのパウレタ(Pauleta)氏、156ゴールのズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)、200ゴールのエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)がいる。

「ここに来た時、大きく成長したいと言った。それは1年でできることではない」「この3年半でたくさんのことを経験した。いやな瞬間もあったが、クラブは常に自分を支えてくれている」

 リーグ戦では2019年4月以来となる3戦未勝利を回避したPSGは、これで2位オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)との差を4ポイントとしている。(c)AFP