【12月6日 AFP】(更新)日本の宇宙探査機「はやぶさ2(Hayabusa2)」から分離され、6日未明にオーストラリアの砂漠に着地したカプセルの地球帰還について、図解でまとめた。

【ビデオグラフィック】「はやぶさ2」カプセルがまもなく帰還

 地球近傍小惑星「リュウグウ(Ryugu)」表面のちりとより下層から採取した土壌サンプルが入った耐熱カプセルは、5日に地球から22万キロの地点で分離され、6日未明にオーストラリア南部の砂漠に着地し、地球に帰還した。カプセルは同日朝、無事に回収された。

 2014年12月、鹿児島県の種子島宇宙センター(Tanegashima Space Center)から打ち上げられたはやぶさ2は、約6年のミッション中、地球から3億4000万キロメートル離れた直径約900メートルのリュウグウ表面へのタッチダウンを2回成功させた。

 2018年10月には、リュウグウの鉱物組成と温度、磁場を分析する目的で、小型探査機「ミネルバII(Minerva 2)」と、ドイツとフランスが開発した小型ランダー「マスコット(MASCOT)」を投入した。

 はやぶさ2のミッションの目的は、地球に近い小惑星の物性や構造を研究することにより、太陽系と各惑星の形成についての理解を深めることだ。(c)AFP