【12月5日 AFP】フランス・リーグ1のニース(OGC Nice)は4日、公式戦で5連敗となったことを受け、パトリック・ビエラ(Patrick Vieira)監督を解任したと発表した。後任には、アシスタントコーチのアドリアン・ウルセア(Adrian Ursea)氏が昇格する。

 現役時代にイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)で活躍し、フランス代表の一員として1998年のW杯(World Cup)を制したビエラ監督にとっては、3日に行われたヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)戦に2-3で敗れ、グループステージ敗退が決定したことが解任の決め手となった。

 ニースのジャンピエール・リベル(Jean-Pierre Rivere)会長は、ウルセア氏が少なくとも今季の残りを指揮することになると認めた。

 2011年にマンチェスター・シティ(Manchester City)で現役を引退した44歳のビエラ監督は、その後同クラブのリザーブチームを指揮。米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFC(New York City FCNYCFC)を2年半率いた後、2018年にニースの指揮官に就任した。

 就任初年を7位で終えたビエラ監督は、2シーズン目となった昨季にチームを5位に導き、ヨーロッパリーグの出場権を獲得。英化学大手イネオス(Ineos)を後ろ盾にするニースは今季、そうした足場を生かして上位進出を目指していた。(c)AFP