【12月4日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP)のMotoGPクラスで通算6度の総合優勝を誇り、今季開幕戦で腕を骨折してから欠場が続いているマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が3日、右腕の再手術を受けた。

 所属チームのレプソル・ホンダ(Repsol Honda)は、「マルク・マルケスは、上腕骨の回復が遅いことから右腕に新たな手術を受けた」と明かした。手術はスペイン・マドリードの病院で8時間にわたって行われ、「前に設置したプレートを外して新しいものと取り換えた」ほか骨移植が施されたという。

 カタルーニャ(Catalonia)自治州出身で27歳のマルケスは、7月に母国のヘレス・レーストラック(Jerez Racetrack)で開催された今季開幕戦スペインGPの残り4周で転倒してから、すでに3度の手術を受けていた。

 ホンダはマルケスの復帰時期について言及しなかったものの、同国スポーツ紙マルカ(Marca)は、マルケスが来年5月までレースに復帰できない見通しであると伝えた。暫定スケジュールでは、2021年シーズンは3月下旬にカタールで開幕することになっている。(c)AFP