【12月4日 Xinhua News】中国商務部の高峰(Gao Feng)報道官は3日の定例記者会見で、オーストラリア原産輸入ワインへの反ダンピング措置について質問に答えた。

 高報道官は記者から「反ダンピング措置はいつまで続くのか。オーストラリアのバーミンガム貿易・観光・投資相は措置が両国の自由貿易協定(FTA)と世界貿易機関(WTO)のルールに違反していると主張している。同国はこれに先立ち、WTOに仲裁を求める可能性も示した。これについてコメントは」との質問を受け、次のように答えた。

 国内の関連業界の申請に基づき、商務部は今年8月18日、オーストラリア原産の輸入ワインに対する反ダンピング調査を開始し、11月27日に暫定的な反ダンピング措置の実施について仮決定した。「中華人民共和国反ダンピング条例」の規定によると、暫定措置の実施期間は通常、開始日から4カ月を超えず、特別な場合に9カ月まで延長できる。中国の調査機関は法的手続きに従って引き続き調査を行い、調査結果に基づいて最終的な措置を決定する。

 商務部は関連法に厳格に従って立件、調査し、関連措置を講じており、各利害関係者の合法的権利を十分に保障している。われわれはオーストラリアを含む利害関係者が、法に基づき今後の調査に参加することを歓迎する。(c)Xinhua News/AFPBB News