【12月4日 Xinhua News】中国科学院精密測量科学・技術イノベーション研究院はこのほど、24億年でずれが1秒以下の車載光周波数標準の開発に成功した。

 同研究院の高克林(Gao Kelin)研究員のチームは、10年余りの努力の末、一連の重要技術で飛躍を成し遂げ、24億年でずれ1秒以下の超高精度車載光周波数標準を開発。1200キロ以上の長距離輸送後、有効桁数16桁のカルシウムイオン光周波数標準の時計遷移の絶対周波数計測を完了した。

 チームの専門家によると、光周波数標準とは、超高精度な時間計測を実現するために使用される超高精度の測定機器セットを意味する。このほど同院が2台の光周波数標準の周波数を比較した結果、同院が研究開発した光周波数標準が20京分の1秒の時間分解能を持ち、ドイツ物理工学研究所(PTB)が開発したイッテルビウムイオン光周波数標準に続き、世界で2種類目の当該時間分解能に到達したイオン光周波数標準であることが改めて実証された。(c)Xinhua News/AFPBB News