【12月3日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が2日、来季は再びリオネル・メッシ(Lionel Messi)とユニットを形成したいと発言し物議を醸している。

 同日3-1で勝利した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦で2得点を記録したネイマールはFCバルセロナ(FC Barcelona)在籍時、6度のバロンドール(Ballon d'Or)受賞を誇るメッシとともに数々のタイトルを獲得し、2017年に世界最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約281億円)でPSGに渡った。

 2022年までPSGと契約しているネイマールは米スポーツ専門チャンネルESPNで、「ピッチでもう一度彼と一緒に楽しむ。それが自分が一番欲していることだ」とコメント。「絶対に彼とプレーしたい。来年一緒にプレーする必要がある」

 ネイマールは2019年にスペイン復帰が大きく取りざたされたが、バルセロナはPSGを納得させる額を提示できなかった。

 そして新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による経済損失を埋めるため、バルセロナは今シーズンの給与を合計1億2200万ユーロ(約154億円)削減することで選手側と合意しており、来季ネイマールを連れ戻す可能性はゼロに等しい。

 一方、今季終了後にバルセロナとの契約が切れるメッシは、今年8月には退団する意向を示していたため、移籍する可能性もある。

 なお、契約最終年にメッシがカンプ・ノウ(Camp Nou)から出て行くことを認めなかったジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)前会長はすでに辞任している。バルセロナの会長選は来年1月24日に行われる。(c)AFP