【12月2日 AFP】独バイエルン・アルプス(Bavarian Alps)山麓で長年ハイカーを楽しませてきた木製の巨大なペニス彫刻が突然姿を消し、警察が捜査している。

 2メートル近い高さのペニス彫刻は、バイエルン・アルプスのグリュンテン(Gruenten)山のレッテンブルク(Rettenberg)村にあったもので、現地紙の報道によると先週末、土台と木片を残して消えたという。

 警察の広報担当者は、ペニス彫刻はそもそも誰が作ってこの場所に置いたのか分からず、今回の消失が犯罪行為に当たるかどうかも不明だとAFPに語った。「有力な説とは言えないが、彫刻を作った本人が持ち帰ったという可能性もある」と指摘している。

 このペニス彫刻は数週間前にも、台座から倒されたため「再び立たせなければならなかった」としてニュースになっていた。

 レッテンブルク村の村長は一帯の人気を高めていた独特の「文化財」を失ったのは「極めて残念」だと述べた。

 米グーグル(Google)の地図サービス「グーグルマップ(Google Map)」でもこの彫刻は「文化財」と表示されている。(c)AFP