【12月2日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は1日、グループA第5節が各地で行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は終盤の失点で王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と1-1で引き分け、今節で決勝トーナメント進出を決めることはできなかった。

 ジョアン・フェリックス(Joao Felix)の得点で前半のうちに先制したホームのアトレティコだが、86分には途中出場のトーマス・ミュラー(Thomas Muller)にPKを決められ、先発メンバーを大幅に入れ替えたバイエルンに追いつかれた。

 スペイン1部リーグで力強いスタートを切ったものの、今大会では開幕からの4試合でわずか1勝しか挙げられていなかったアトレティコは、今節の試合でロコモティフ・モスクワ(Lokomotiv Moscow)がレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)に1-3で敗れたため、勝利すれば決勝トーナメントに進出することが分かった上でバイエルン戦に臨んでいた。

 バイエルンと引き分けたアトレティコだが、来週に行われるアウェーでのザルツブルク戦で引き分け以上の結果を残せば、勝ち上がりを決めることができる。

 フェリックスはスペインのテレビ局「モビスター・プルス(Movistar Plus)」に、「僕らは個人的にもチームとしても非常に良いプレーを見せたが、勝利を逃し決勝トーナメント進出を決めることができず悔しい」とコメントした。

「85分までは勝っていたし、チャンスは相手よりも多かったが、それを生かせなかった。彼らにはわずかなチャンスしかなかったが、ドローに持ち込むには十分だった」

 一方、5日に予定されているドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)戦に向けて照準を合わせていたバイエルンは、同大会での連勝記録が15でストップした。

 チームを率いるハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は、「結果にはとても満足している。ドローを目指して後半はもっと戦えていた。ミュラーがいたおかげで、前線がよりダイナミックになった。全体的に満足のいく試合だった」と振り返った。(c)AFP