ルーマニアでも謎の「モノリス」出現 粗悪な作りに嘲笑の声も
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【12月2日 AFP】ルーマニア北部の丘に金属製の「モノリス」が出現し、人々の関心を呼んでいる。数日前には米ユタ州の砂漠で似た金属柱が発見されたばかりで、オンライン上ではこの「模倣」作品に対する嘲笑の声も上がった。
高さ約4メートルの金属柱の存在は先週、ニャムツ(Neamt)県の地元メディアにより最初に伝えられた。先月26日、電子メールでモノリス出現の情報提供を受けて現地に出向いたラジオ局ジュルナルFM(Jurnal FM)はウェブサイトに掲載した記事で、「側面に渦巻き模様が刻まれた金属製の構造物を見つけたとき、われわれは心底驚いた」と報道。
地元ニュースサイト「ziarpiatraneamt.ro」も、モノリスを見に行った男性が撮影した動画を掲載した。男性はフェイスブック(Facebook)に投稿した動画の中でこの金属柱について「誰かがここに置いた、ただの古い鉄くず」だと説明。フェイスブック上では「私たちはちゃんとした模倣もできないのか」と酷評するコメントや、柱に溶接痕がはっきり残っていると指摘する声が上がった。
この謎の物体に興味をひかれて間近で見たいと思った人がいたとしても、その機会はもうないかもしれない。この「モノリス」はすでに消えてしまったようだ。ジュルナルFMは後に記事を更新し、「モノリスは11月30日に消えた。その経緯は出現時と同じく謎に包まれている」と伝えた。(c)AFP