【12月1日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は30日、前週末のアラベス(Alaves)戦でMFエデン・アザール(Eden Hazard)が右大腿(だいたい)部を負傷したと発表した。

 ホームのレアルが1-2で敗れた28日のアラベス戦、ベルギー代表のアザールはわずか28分で途中交代となった。

 今季リーグ戦3敗目を喫した王者レアルによれば、29歳のアザールは右の大腿四頭筋のけがと診断され、「回復状況は引き続き評価される」という。

 レアルはアザールの復帰時期を明かしていないが、地元メディアは少なくとも2週間の離脱になり、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の残りのグループステージ2試合を欠場する可能性があると報じている。

 また、チームがリーグ4位につける中、この後に予定されている2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのダービーや5位セビージャFC(Sevilla FC)との一戦も欠場する見通しとなっている。

 勝てば16強入りが決まるチャンピオンズリーグのシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)戦を翌日に控えた30日、レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「彼やクラブ、全ての人にとって複雑な状況。彼がチームと一緒にプレーしている姿を見たいのは皆同じだ」と話した。

 昨年、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)から1億ユーロ(約125億円)の移籍金でレアルに加わったアザールだが、加入後は全65試合のうちわずか28試合でしかプレーしていない。

 今季も負傷によりシーズン序盤の試合を欠場しており、11月7日には新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示していた。

 ジダン監督は「キャリアを通して、彼はこれまで一度もけがをしたことがなかった。28、29歳のときのけががしばらく彼を苦しめており、小さな違和感が再発し続けている」と続けた。

「われわれはそれを受け入れ、乗り越えなければならない。彼がより強くなって、すぐに復帰すると確信している」 (c)AFP