【12月1日 Xinhua News】中国貴州省(Guizhou)黔東南(Qiandongnan)ミャオ族トン族自治州凱里市(Kaili)では、ミャオ族の伝統的な銀細工がインターネットによって新たな脚光を浴びている。ミャオ族の銀細工職人の潘雪(Pan Xue)さん(23)は、伝統技術を多くの人に知ってもらうため、銀細工をテーマにライブ配信や短編動画の撮影を行っている。

 潘さんがミャオ族の銀細工の製作技術を系統的に学び始めたのは2018年の8月。19年11月には動画配信プラットフォーム企業と契約を結び、ライブ配信と短編動画投稿を通じて伝統技術のプロモーションを行っている。

 潘さんは6月に大学を卒業すると、銀細工の職人になることを決意。これまでに中国の動画投稿アプリ「抖音(ドウイン、Douyin)」や「快手」などに100本以上を投稿し、100万人近いフォロワーを獲得している。

 フォロワー数が増えるにつれ、ライブ配信や短編動画経由での注文も増えていった。現在は毎月約5万元(1元=約16円)の注文を受けている。(c)Xinhua News/AFPBB News