【11月30日 AFP】20NFLは29日、第12週の試合が行われ、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)は本職QBがいない中、ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に3-31で敗れた。

 ブロンコスは26日、QBジェフ・ドリスケル(Jeff Driskel)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で陽性判定となった。その後、ドリュー・ロック(Drew Lock)、ブレット・ライピエン(Brett Rypien)、ブレイク・ボートレス(Blake Bortles)のQB3選手が28日、ドリスケルとの「高リスク」の濃厚接触者として試合出場が不可能となっていた。

 セインツ戦ではプラクティススカッドのWRケンダル・ヒントン(Kendall Hinton)が臨時QBを務めたが、パス9本中1本の成功で13ヤードの獲得にとどまると、2本のインターセプトと1サックを喫し、セインツ守備陣に圧倒された。

 新型コロナウイルスによって生み出された戦力不均衡は乗り越えるには大きな問題となり、チーム全体で112ヤードを獲得するのみに終わったブロンコスは今季の成績を4勝7敗とした。一方勝利したセインツは9勝2敗となっている。

 ロックは「マスクずらし」のせいでチームからシグナルコーラーがいなくなったことを謝罪。新型コロナの症状を見せていないQB陣がミーティングをしている間、適切にマスク着用の規則に従っていなかったと認めた。

 ツイッター(Twitter)にロックは「管理されたソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)がなされたエリア内で、限られた時間マスクずらしをしていた」と投稿。

「心から謝罪するとともに、こういった安全対策が重要であることを十分に理解している。正しいことはやり通さなければ十分ではないんだ」 (c)AFP