【11月30日 AFP】米大統領選で勝利を確実にしたジョー・バイデン(Joe Biden)氏は29日、次期政権のホワイトハウス(White House)広報部門の主要ポスト7人の人事を発表した。全員が女性で、同氏の政権移行チームは米史上初めてだと述べている。

 国民の目に触れる機会が非常に多い大統領報道官には、バイデン氏が副大統領を務めたバラク・オバマ(Barack Obama)前政権でホワイトハウス広報部長などの要職を歴任したジェン・サキ(Jen Psaki)氏(41)が任命された。

 バイデン氏と次期副大統領になる見通しのカマラ・ハリス(Kamala Harris)氏は、これまでの人事で多様性を強調している。

 バイデン氏は、「全員が女性のホワイトハウス広報チーム幹部を史上初めて発表することを誇りに思う」と述べた。「資質と経験を備えたこの広報担当者たちが、チームの業務に多様な視点をもたらす」

 ほとんどの閣僚級の人事には上院の承認が必要だが、今回の人事には必要ない。(c)AFP