【11月30日 Xinhua News】電気自動車(EV)大手の米テスラ(Tesla)は中国でEVに続き、EV向けの充電器生産に乗り出す。上海市の自社工場近くに、4200万元(1元=約16円)を投じて充電器を生産する新工場を立ち上げる。来年2月に完成し、年1万基を生産予定。

 同社は自前の充電インフラの整備に注力しており、顧客の異なる利用シーンに合わせたさまざまな充電方法の提供を目指している。国内に現時点で、急速充電器「スーパーチャージャー」を備えた充電ステーションを490カ所設置し、人口密集都市のおよそ9割をカバーしている。今年は最新の急速充電器「V3」を含む急速充電器を4千基設置する計画で、さらに多くの顧客と共に持続可能なエネルギー社会へのシフトを加速させる方針だ。

 20年末には、充電ステーション(直流充電器約5千基を備える)を650カ所のほか、ホテルやレストラン、ショッピングセンターなど目的地に設置する充電器(交流充電器)を2千基整備し、国内250以上の都市をカバーする予定。合計の設置基数は年内に7千基余りとなり、主要都市と都市間道路で利用可能となる。(c)Xinhua News/AFPBB News