【11月30日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間29日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は145万3074人に増加した。

【図解】新型コロナ ワクチン開発状況(2020年11月9日時点)

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに世界で少なくとも6215万290人の感染が確認され、少なくとも3958万2700人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 28日には世界全体で新たに9259人の死亡と56万3602人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1186人。次いでイタリア(686人)、ポーランド(599人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに26万6074人が死亡、1324万6769人が感染し、少なくとも502万4365人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は17万2561人、感染者数は629万272人。以降はインド(死者13万6696人、感染者939万2919人)、メキシコ(死者10万5459人、感染者110万683人)、英国(死者5万8030人、感染者160万5172人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの142人。次いでペルー(109人)、スペイン(96人)、イタリア(90人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万6512人、回復者数は8万1598人。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が44万5666人(感染1291万3154人)、欧州が40万5529人(感染1784万5033人)、米国・カナダが27万8034人(感染1360万3135人)、アジアが19万3504人(感染1230万1906人)、中東が7万7899人(感染329万7965人)、アフリカが5万1501人(感染215万8814人)、オセアニアが941人(感染3万285人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP