【11月30日 AFP】(更新、写真追加)25日に死去したサッカー元アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の主治医が29日、過失致死容疑で捜査対象になったと、首都ブエノスアイレス郊外サンイシドロ(San Isidro)の検察が発表した。

 テレビ映像によると、警察はレオポルド・ルケ(Leopoldo Luque)医師の病院と自宅で過失の証拠となり得るものを捜索。司法筋はルケ医師への捜査について、マラドーナ氏がブエノスアイレス北部ティグレ(Tigre)の自宅で受けていた心臓病の治療について、同氏の娘3人が懸念を示したことで始まったと明らかにした。

 サンイシドロでの捜査に詳しい関係者は「捜査は進行中であり、(マラドーナ氏の)遺族をはじめとする目撃者らに事情を聴いている」と話した。

 ルケ医師はマラドーナ氏が脳血腫の除去手術を受けた8日後の今月12日に退院した際、同氏と一緒に写った写真を公開していた。ルケ医師はAFPからのコメントの求めに応じていない。

 マラドーナ氏は退院後、ティグレの自宅で24時間態勢で治療を受けていたが、25日に心臓発作で死去。翌26日、ブエノスアイレス郊外の墓地に埋葬された。(c)AFP