【11月30日 Xinhua News】中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)が27日発表した「2020年第3四半期(7~9月)決済システム運営の全体状況」で、全国の銀行の口座数が微増し、非現金取引業務の伸び率も小幅に拡大したことが分かった。決済システムの取扱量は増加を保ち、全国の決済システムも全体的に安定した運営を維持している。

 9月末時点の銀行口座数は121億6500万口で、前四半期末(6月末)より2・5%増えた。

 非現金取引業務は、銀行カードによる取引件数が前年同期比11・7%増の975億7200万件、取扱高が6・9%増の235兆7200億元(1元=約16円)と安定した回復を示した。うち、現金の預け入れは14億1500万件で10兆3500億元、引き出しは21億7千万件で9兆8千億元、口座振替は435億8千万件で184兆7400億元、支払いが504億600万件で30兆8200億元だった。銀行カードの普及率は前四半期を0・1ポイント上回る49・3%で、カード所持者1人当たりの利用額は前年同期比3・6%増の2万2千元、カード1枚当たりの利用額は3・0%減の3503・09元、カードの利用1件当たりの利用額は11・3%減の611・47元だった。(c)Xinhua News/AFPBB News