【11月29日 AFP】20-21イタリア・セリエAは28日、第9節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は昇格組のベネベント(Benevento Calcio)と1-1で引き分け、欠場したクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)への依存がまたしても浮き彫りとなった。一方でインテル(Inter Milan)は、好調サッスオーロ(US Sassuolo)に3-0で快勝して2位に浮上した。

 リーグ9試合で5つ目の引き分けとなった王者ユベントスは、29日にフィオレンティーナ(Fiorentina)と対戦する首位ACミラン(AC Milan)と3ポイント差の5位につけている。

 ユベントスは24日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)でフィレンツバロシュTC(Ferencvaros TC)に2-1で勝利し16強入り。この試合で得点を決めたロナウドは休養を与えられた。

「疲労」のためロナウド不在となったユベントスは、アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)とパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)が前線で先発起用された。

 ロナウドについてアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は、「少し問題を抱えていて、とにかくチャンピオンズリーグには出たいということだった。代表で多くの試合に出場したので疲れていて当然だし、休ませるのは当たり前だ」とコメントしている。

 ユベントスは21分、フェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)のサイドを大きく変えるパスからモラタが今季公式戦8点目をマーク。しかし、ベネベントは前半終了間際にガエターノ・レティツィア(Gaetano Letizia)のボレーで追いついた。

 25日にチャンピオンズリーグでレアル・マドリード(Real Madrid)に0-2で敗れ、決勝トーナメント進出が絶望的となったインテルは、敵地エミリアロマーニャ(Emilia Romagna)でサッスオーロに今季初黒星をつけた。

 勝ち点18で並んだサッスオーロを抜いて2位につけたインテルは、首位ミランを2ポイント差で追う。(c)AFP/Emmeline MOORE