【11月29日 AFP】20-21フランス・リーグ1は28日、第12節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がリーグ戦通算50ゴールを決めたものの、ボルドー(FC Girondins de Bordeaux)と2-2で引き分けた。

 序盤にティモシー・ペンベレ(Timothee Pembele)のオウンゴールで失点したPSGは、ネイマールがPKからズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)を上回るクラブ最速のリーグ50ゴールを決めて追いつくと、直後にモイゼ・ケアン(Moise Kean)の得点で逆転に成功したが、中位のボルドーも後半、ヤシン・アドリ(Yacine Adli)が見事なゴールを決めて順当な引き分けに持ち込んだ。

 2-3で敗れた前節のASモナコ(AS Monaco)戦に続く足踏みとなった王者PSGは、2位リール(Lille OSC)が29日のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)戦に勝利すれば勝ち点で並ばれる。また、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の重要なマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦に向けても、早急に改善が必要な状況になっている。

 ネイマールは敵地でのユナイテッド戦について、仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対して「ここから改善しなければ、リーグでもチャンピオンズリーグでも難しくなる」と話した。

 守護神ケイロール・ナバス(Keylor Navas)や主将のマルキーニョス(Marquinhos)らが欠場し、今季おなじみの主力不在も響いたPSGだが、それを差し引いても試合内容は低調で、勝ちはしたもののちぐはぐだったRBライプツィヒ(RB Leipzig)戦で膨らんだ不安をほとんど振り払えなかった。

 ネイマールは「次の試合の重要性は分かっている。決定的な一戦だ。(ライプツィヒ戦は)内容は良くなかったが勝った。水曜は自分たちのベストを出したい。もっとチームとして組織的なプレーをする必要がある。それができなければ厳しい試合になる」と続けた。

 ユナイテッド戦に敗れれば、昨季準優勝のPSGはカタールのオーナーに代わってから初めてのグループリーグ敗退も現実味を帯びる。(c)AFP/Andy SCOTT