【11月29日 AFP】20-21スペイン1部リーグは28日、第11節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)がホームでアラベス(Alaves)に1-2で敗れた一方、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はリーグ戦6連勝で首位レアル・ソシエダ(Real Sociedad)に勝ち点で並んだ。

 5分にルーカス・ペレス(Lucas Perez)のゴールで先制したアラベスは、後半開始直後にはレアルのGKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)のミスからホセル(Joselu)が追加点を挙げた。

 レアルは86分にカゼミーロ(Casemiro)が1点を返したが、アラベスは逃げ切って9位に浮上。敗れたレアルはソシエダとアトレティコと6ポイント差の4位につけている。

 25日に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)でインテル(Inter Milan)にアウェーで2-0と勝利し、復調の兆しを見せたレアルだったが、今季リーグ戦10試合で3敗目を喫した。ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「何の弁明もない」とコメントしている。

「良いときと悪いときを行ったり来たりしている。先日はミラノ(Milan)で良い試合をし、3日後のきょうはホームでこんな体たらくだ」

「今季最低の滑り出しだった。試合の流れを変えることができなかった。それが私、そして選手を悩ませたと思う。現時点でわれわれが抱える問題は一貫性だ」

 レアルは、28分にエデン・アザール(Eden Hazard)が打撲で負傷交代し、泣きっ面に蜂となった。シュートがセーブされ、そのこぼれ球を追ってアラベスのDFと接触したアザールは左膝を痛め顔をしかめた。

 アザールのけがについてジダン監督は、「エデンはただの打撲だと思うし、そう願っている。ただの打撲で筋肉系の故障ではない。彼がそう言っていた」と話した。

 一方、バレンシア(Valencia CF)との厳しいアウェーでの一戦を1-0でものにしたアトレティコは、リーグ戦の無敗記録を25試合に伸ばした。

 79分にトニ・ラト(Toni Lato)のオウンゴールで奪った得点を守った2位アトレティコは、試合の消化が一つ少ないもののソシエダに勝ち点23で並んだ。

 また、ソシエダより2試合消化が少ない中、首位と12ポイント差で14位のFCバルセロナ(FC Barcelona)は、29日にオサスナ(CA Osasuna)をホームで迎え撃つ。(c)AFP