【11月27日 Xinhua News】中国福建省(Fujian)にある中国核工業集団の福清原子力発電所によると、27日午前0時41分(日本時間同1時41分)、中国が独自開発した第3世代原子炉「華竜1号」を初めて採用した同原発5号機が、グリッド接続発電に成功した。

 同発電所の趙皓(Zhao Hao)総経理は、現場で確認した結果、5号機の各技術指標は全て設計要求を満たしており、状態は良好で、後続の原子炉の商業運転開始に向けて確かな基礎を築いたと説明した。

「華竜1号」は、中国が完全に独自の知的財産権を保有する第3世代原子炉技術で、設計寿命は60年。世界に進出する中国製原発の「国家の名刺」役を担う「華竜1号」は、現在の原子力発電市場で最も受け入れられている第3世代原子炉モデルの一つで、中国製原発のイノベーションと発展を示す重要な画期的成果といえる。現在、同集団は国内外で合計6基の「華竜1号」原子炉を建設中で、建設プロジェクトの安全性と品質はしっかりと確保されている。(c)Xinhua News/AFPBB News