【11月27日 Xinhua News】中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ、Xiaomi)が24日に発表した2020年第3四半期(7~9月)決算は、売上高が前年同期比34・5%増の722億元(1元=約16円)、純利益(調整値)が18・9%増の41億元、いずれも四半期最高を更新した。

 第3四半期のスマホ売上高は47・5%増の476億元、出荷台数は45・3%増の4660万台、いずれも過去最高となった。ダブルブランド戦略が奏功した。サブブランド「RedmiNote」の世界販売台数は18日までに1億4千万台を超えた。「Mi」ブランドは核心技術開発に取り組み、高額機種市場で足場を築き、「小米10」などの旗艦機種の世界販売台数は1~10月、800万台を超えた。

 広告収入は33億元で四半期最高を更新した。中国本土以外からの収入は52・1%増の398億元に達し、金額と総収入に占める割合でともに過去最高を更新した。

 ユーザー数を見ると、スマホやタブレット端末向けのカスタムOS「MIUI」の9月の世界月間アクティブユーザー数(MAU)は過去最高の3億6800万人に達した。人工知能(AI)とモノのインターネット(IoT)が合体したAIoTプラットフォームの接続機器数(スマホやノートPC除く)は9月30日までに前年同期比35・8%増の2億8900万台に達した。AI音声アシスタント「小愛同学」のMAUは35・5%増の7840万人、「米家(Mi Home)」アプリのMAUは34・2%増の4310万人に達した。(c)Xinhua News/AFPBB News