【11月26日 AFP】(更新)トルコの裁判所は26日、2016年に発生したレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)政権の転覆を狙ったクーデター未遂事件をめぐり、空軍の元パイロットら337人に終身刑を言い渡した。AFPが入手した裁判文書で分かった。

 公式発表前に司法筋が提供したこの文書によると、337人は殺人や憲法違反、エルドアン大統領の暗殺未遂などで有罪と認められたという。

 計251人が死亡、2000人以上が負傷したこの事件について当局は、在米イスラム教指導者のフェトフッラー・ギュレン(Fethullah Gulen)師が首謀したと糾弾しているが、同師はあらゆる容疑を全面否定している。

 半国営アナトリア(Anadolu)通信によると、事件をめぐって289件の裁判が起こされ、うち10件が現在も続いているという。

 2016年7月以降、有罪判決が言い渡された人は4500人近くに上り、うち2800人以上が終身刑に処されている。(c)AFP