上海浦東新区、30年間のどとうの発展
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【11月26日 People’s Daily】姚建良(Yao Jianliang)さんは上海市浦東新区に生まれ育った。毎年、彼は東方明珠電視塔(上海テレビ塔)に登って同じ方向にシャッターを切り、陸家嘴の変化を記録している。1994年に始めたこの鳥瞰(ちょうかん)図は、現在浦東30周年芸術展に出品され、注目されている。
陸家嘴金融城に入ると、摩天楼が高くそびえ立ち、全世界の資産が即時的に集積される活気を感じ取れる。面積は31.78平方キロメートルにすぎない陸家嘴金融城は、10あまりの国家レベルの生産要素市場と機能的金融インフラ、6000の各種金融機関と30万人の金融関連人材が集まっている。
現在の陸家嘴は世界中の金融要素市場のうち最も豊かで、金融機関が最も密集し、金融交易がもっとも活発な地区のひとつだ。しかし、管理者が関心を寄せるのは、いかにして金融資源配分機能を向上し続けるのかということである。
「私たちがベンチマークにしているのはニューヨーク・ウォール街のような一流の金融センターです」。上海自由貿易試験区管理委員会・陸家嘴管理局の張宇祥(Zhang Yuxiang)局長は語る。
陸家嘴金融街から東に行くと、張江科学城がある。ここには電気回路や生物医薬産業が集中しており、現在はAI分野にも力を発揮しはじめている。張江人工知能島(Zhangjiang AI island)は企業を迎え始めてから1年過ぎないが、90以上もの企業を惹きつけ、優秀なグローバル企業やユニコーン企業もその中に含まれる。
金融城と科学城の発展は、浦東の30年間の奇跡のような発展の一翼を担った。上海は国際経済・金融・貿易・運送と科学技術グローバルイノベーションの「五大センター」を打ち立て、浦東はその中心地となった。2019年、浦東地区の生産総額は1兆2734億元(約20兆2243億円)に達し、30年前の211倍である。1人あたりの生産総額は3万3200ドル(約346万円)である。
上海自由貿易試験区が率先した制定と着実な実施を行い、中国が金融の対外開放拡大を進める重大な措置を実施したことに関係者は喜び、驚いている。
「中国開放の門は決して閉じはしない、ますます大きく門戸を開いていくのみだ」。2018年、習近平(Xi Jinping)総書記は中国の拡大開放への決心を語った。
2日後には、中国人民銀行・中国証券管理監督会・国家外貨管理局などの金融部門が迅速に拡大開放の具体的な措置を発表した。
2か月後には、上海自由貿易試験区が金融サービス業の対外開放拡大などに対する提言を発表し、外資金融機構の誘致の重点的実施など25条の措置を打ち出した。
最初の外資保険ホールディングスの開業から、第1陣の新設外資保険機構の開業まで、金融業の拡大開放が始まって以来、浦東ではすでに20以上の外資金融プログラムが実施された。
30年来、浦東の誘致実収入は累計で1029億5000万ドル(10兆7490億円)にのぼり、170の国と地域から、数多くの外資企業やグローバル企業の地区本部が集まっている。(c)People's Daily/AFPBB News